一級建築士学科試験のなかでも、とっつきにくく、対策が遅れがちなのが、法規かと思います。
私も法規をめんどくさがったうちの一人ですが、めんどくさかったがゆえに最短で勉強を済ませた自信があります。
この記事では、私が学科試験に合格した際の法規の勉強方法をお話しします。
最速の勉強法
法令集は線引きされたものを買う
まず最短で合格点を確保するという目的のもとで考えると、法令集の線引きはやりたくないです。
たまに内容を理解しながら線引きしたいという考え方の方もいますが、たいていは問題を解き始めないとどういう意識で読んでいいのかもわからないと思います。
線引き後の法令集がメルカリ等で3万円程度で購入できます。
線引きには2,3日かかると聞きますが、仮に30時間で完了するとしても、時給1000円程度に換算できます。
時給1000円以上の価値ある時間を過ごせるのであれば、線引き後の法令集をパパっと買ってしまって、有意義な時間の使い方をすべきでしょう。
通常の法令集は資格学校や書店で3000円程度で販売があります。
どの出版会社のものでも大差ないと思いますが、私は日建で販売しているオレンジのパッケージのものを使用していました。
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解く前に解説を読み通す
法規のとっつきにくさの要因は、解きなれない問題形式にあると思います。
そのため、はじめから生真面目に問題を解きに行くのではなく、まず解説を読み通すことが効果的です。
まずは解説と法令集を照らし合わせながら、何を聞かれたらどこを見るのか、また法令集を引かなくても暗記で対応できる問題なのか等、全貌を俯瞰して徐々に把握していくことが必要です。
勉強量とスケジュール
問題集を2.5周する
問題集は過去問か、過去問をベースにした資格学校の問題集を用います。
前述のとおり、まずは問題集の解説と法令集を照らし合わせながら、徐々に把握していくことが必要です。
そして問題演習として、1周目を一通り解きます。
それから、2周目は正解した問題も含めて、全問題を解きなおします。
最後に2周目で誤った問題を解いて、2.5周程度を解いて完成です。
正解した問題も含めて解きなおすことの重要性は他の科目にも共通します。
一度正解した問題は二度と解かないことが時短になると考える方がいるかもしれませんが、それは落とし穴です。
マーク試験であるがゆえに、ぼんやりとした理解で解けてしまうことがあるが故の対策です。
最短でも3週間
前述の勉強を私は7/1から7月末の試験までの約3週間でこなしました。
建設会社での勤務と並行しての勉強で、かつ他科目の勉強も終わってなかったので、かなりタイトでした。
体感的にはこれ以上始めるのが遅いと間に合わなかった気がします。
直前の詰め込みは学科試験においては効果的だとは思いますが、遅くとも2カ月前くらいには初めておくのが賢明だと思います。
満点は目指さない
関連法規は後回しにする
最後にテクニック的なところでは、関連法規の勉強は後回しにするのはありだと思います。
関連法規は30点中10点を占めますが、分量の割に出題範囲が少ないためです。
他の科目である程度点数をとれており、法規はそこそこでよい方は、勉強時間や他科目の進捗都合次第で関連法規を半分捨てても合格には支障ありません。
私は本番では、基準法:18点/20点、関連法規:5点/10点で計23点でパスしました。
要点ノート
以上、一級建築士学科試験について、法規の勉強方法を記しました。
最後に本ページの要点をまとめておきます。
要点ノート
最速の勉強法
法令集は線引きされたものを買い、問題集は解く前に解説を読み通す
勉強量とスケジュール
問題演習時は正解した問題も含めて解きなおす
勉強時間は2カ月程度はみておくのが賢明
満点は目指さない
勉強時間がどうしても足りない場合は関連法規を後回しにする
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