資格学校に通うと数十万円以上かかることもある宅地建物取引士、通称宅建試験対策ですが、一方で独学で安く済ませる方も多くいらっしゃいます。
私もなるべく費用負担を減らしたい思いで、独学で受験しました。
この記事では、私の経験をもとに独学におすすめの教材と勉強方法・スケジュールを紹介します。
おすすめの教材
テキストは「らくらく宅建塾 [基本テキスト]」
独学で勉強するなら、テキストは、らくらく宅建塾のものがおすすめです。
体系的に整理されているため、過去問を使って本格的に勉強する前に一通り読み通しておくことで、学習効率がグッと上がります。
テキストとしてはこの1冊で十分と考えます。
2025年最新版もすでに発売されています。
問題演習は「過去問」のみで十分
実のある学問としての勉強をしたいのであれば別かもしれませんが、ただコスパよく合格したいのであれば、問題演習は過去問のみで十分と考えます。
宅建の試験は、過去問と似た問題が非常に出題されやすい傾向があり、その割合は8割程度にものぼると言われています。
過去問にしっかり取り組めば合格できる可能性が非常に高いのはこのためです。
もちろん、法改正などの最新情報はしっかり把握しておかなければいけません。
ただ、間違いなく言えるのは、試験対策として過去問が非常に重要だという事実です。
私は過去問はすべてアプリで解きました。
『「宅建士」過去問題《受験用》』という800円程度のアプリですが、過去20年以上の問題が掲載されており、おすすめです。
結局いくらかかるの?
独学で学科合格するための必要最低限の教材を購入する場合いくらかかるのか。
結論、計4100円程度になります。
資格学校の数十万円を考えると破格です。
らくらく宅建塾 [基本テキスト]:3300円
過去問アプリ:800円
おすすめの勉強方法とスケジュール
アプリを活用
前述のとおり、過去問はアプリを活用することが重要です。
また暗記要素が強いため、スマホを活用して平日のすき間時間に勉強すると、効率的です。
復習のサイクル
最小限の勉強量で済ませるために、復習のサイクルを工夫するべきです。
具体的には、
①翌日復習 → ②1週間後復習 → ③1か月後復習
のサイクルで勉強を進めていきます。
これはドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスが提唱した「エビングハウスの忘却曲線」という研究結果に基づいた記憶定着の考え方であり、一度覚えたことを忘れる前に覚えなおす勉強方法です。
「24時間以内に復習すれば、10分の復習で100%の記憶に戻る」とも言われており、上記①~③のステップの中では、①翌日復習が最も重要であると考えます。
私個人としての経験則としても翌日に復習するかしないかでは記憶定着に雲泥の差があります。
勉強スケジュール
宅建試験の話に戻ります。
私は前述の記憶サイクルを参考に、おおよそ各単元ごとに下記のようなスケジュールで勉強していました。
1日目:テキスト再熟読+重要箇所マーク
7日目:重要マーク箇所熟読
30日目:過去問解く(全問題)
31日目:過去問解く(誤答のみ)
37日目:過去問解く(全問題)
過去問は過去十数年分を合計2.5周程度をこなします。
一度正解した問題は二度と解かないことが時短になると考える方がいるかもしれませんが、それは落とし穴です。
マーク試験であるがゆえに、ぼんやりとした理解で解けてしまうことがあります。
必ずしも上記のスケジュールにのっとる必要はないかもしれませんが、どこかのタイミングで、正解した問題も含めて全問題を解きなおすことが賢明です。
要点ノート
以上、宅建試験を独学で乗り切るための、教材や勉強方法を記しました。
最後に本ページの要点をまとめておきます。
要点ノート
おすすめの教材
らくらく宅建塾・過去問アプリを手に入れる
おすすめの勉強方法とスケジュール
アプリを使用して、すき間時間を活用する
復習のサイクルを意識する
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