合格率15~20%と、国家試験の中でもかなり厳しい部類に入る一級建築士学科試験。
確実に合格したいが故に資格学校に通われる方も多いですが、資格学校に通うと100万円以上かかることもあります。
お金が無限にあるのであれば問題ないですが、なるべく費用負担を減らしたいのであれば、独学で合格を勝ち取りたいという方も多いのではないでしょうか。
私も同様の思いで、社会人2年目の時に働きながら、なんとか独学で学科試験に合格しました。
この記事では、独学で学科試験の勉強を行う際の3つのポイントを紹介します。
完璧を求めない
満点を目指す試験ではない
一級建築士学科試験は、125点満点中90点前後を獲得すれば合格できる試験です。
つまりみんなが解けない難しい問題を解ける必要はありません。
限られた時間の中で合格必要点数をうまく稼ぐために、勉強しているなかで理屈を理解できないものは割り切って丸暗記してしまうということが合格においては近道です。
マーク試験の特徴を抑える
記述試験ではなく、マーク試験であるということにも留意する必要があります。
記述試験であれば、用語を確実に覚えるだけでなく、ものごとの筋道やロジックの輪郭を明確にしておく必要があります。
しかし、マーク試験であれば、ものごとの輪郭がぼやけていても、ざっくりとした理解で解けてしまうことが多いです。
前題で述べたことと近いですが、すべてを100%理解すると脳みそがキャパオーバーしてしまうところを、70%の理解に留めることで効率的に得点を稼ぐことを考えましょう。
コストパフォーマンスとタイムパフォーマンスを意識する
テキストはメルカリで安く買う
独学といってもテキストは市販のものではなく、資格学校のものを使う方が賢明です。
ただし、資格学校から直接購入すると高いので、周囲に譲ってもらえる知人がいれば頼り、特に居なければメルカリ等で安く購入するとよいです。
法規以外は最新のものにこだわる必要は特にないと考えます。
私は受験年から4年古いものをメルカリで4000円程度で購入して使用していましたが、特に支障ありませんでした。
法規の勉強については、別記事で詳しく解説しています。

すき間時間を有効に使う
学科試験は、すき間時間で勉強することが可能です。
私はテキストを一周読んでから、過去問演習に入りましたが、法規と構造の計算問題以外は、ほぼアプリで通勤時間に解いていました。
『「1級建築士」受験対策』という1200円程度のアプリですが、過去十数年分の問題が掲載されています。
実のある学問としての勉強がしたい方には物足りないかもしれませんが、ただ合格すればいいのであればこれで十分です。

余談ですが、問題演習系ははじめから解きにかかるのではなく、1周目は解説を読み通すのが時短になります。
勉強方法やスケジュールについては、別記事で詳しく解説しています。

直前1カ月が一番大事
最後まで諦めない
一級建築士学科試験の合格者に、どれほどの時間勉強したかを聞くと、多い人で1年以上、少ない人で2カ月程度、とバラつきがあります。
しかし、どちらにせよ直前の詰め込みはマストだと考えます。
どうしても暗記問題色が強いので、1年前から勉強していても直前1カ月さぼると合格可能性はグッと下がりますし、逆に言えば直前からの追い込みでも十分合格可能だといえます。
とっつきにくいといわれがちな法規や構造の計算問題については、先に勉強を済ませることを薦められることが多いと思います。
しかし、実際はこれらも暗記色が強いので、直前1カ月の勉強で7~8割程度の合格点はカバー可能だと考えます。
要点ノート
以上、一級建築士学科試験について、独学で勉強を行う際の3つのポイントを解説してきました。
最後に本ページの要点をまとめておきます。
要点ノート
完璧を求めない
コスパよく合格するには、一つ一つ100%理解するのではなく、70%の理解で網羅的に学習
コストパフォーマンスとタイムパフォーマンスを意識する
テキストは、資格学校のものを安く揃え、問題演習はアプリですき間時間を活用
直前1カ月が一番大事
暗記問題の要素が強いため、直前からでも逆転可能
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