ゼネコンからの転職!年収アップは可能?【建設・不動産】

コラム

残業続きのゼネコン従事者にとって、転職を考える機会は少なくないのではないでしょうか。
私も同様にゼネコンで日々業務に追われるなかで、他業種で働く知人の話を羨む時期がありました。
本記事では、私の転職活動経験から、転職を行う上での脳内整理のコツや、年収アップを狙う場合のおすすめの転職先について紹介します。

ミライの職場オファー

転職理由は?

転職が最善の選択か

今この記事を読んでくださっている皆さまは何らかの理由で転職を考えていることと思います。
では転職をしたい理由・目的を思い浮かべてみてください。

現状に対して抱いている不満は必ずしも転職によってしか解決できないことなのか。
転職するとなると、自分の今の生活環境をガラッと変えることになり、ある程度ハードルの高い話にはなります。
問題の解決策として転職が最適か、やみくもに始める前にまず考えを整理してみてもいいかもしれません。

環境を変える行動

転職現状の問題を解決する方法の一つにすぎません。
転職以外で環境を変えるための行動にどのようなものがあるか考えてみます。

①部署移動を申し出る
②住む場所を変えてみる
③定期的に運動する

①部署移動を申し出る
転職活動に近い選択肢としてまず部署移動があると思います。
例えば、給与には満足しているけれど、上司や同僚とどうしても合わないといった悩みがあるならば、転職をせずとも部署移動で解決するかもしれません。

②住む場所を変えてみる
続いて環境を大きく変える行動の一つとして、引っ越しがあります。
例えば、とにかく残業時間が多すぎるプライベートが充実しないといった問題であれば、引っ越しで解決できる可能性があります。
通勤に一日2時間かかっている場合、会社から片道30分の場所に引っ越せば、一日1時間の余裕が生まれます。
睡眠時間が増えれば業務効率もあがり、残業時間を減らせる可能性がありますし、その分をプライベートに充てることもできます。

③定期的に運動する
転職の代わりに運動というと、たかが運動で環境は変わるもんかと言われるかもしれません。
しかし、定期的に運動することで問題は解決することもあります。

業務内容に不満がある、希望する業務に就くことができないといった理由で転職を考えている方は、他業種への転職を考えるかと思います。
しかし、若いうちは自分のこだわりを業務に持ち込むと白い目で見られることや、単純に能力が追い付かずにうまくいかないことで不満を覚えることが避けては通れないように感じます。
これに関しては、転職して業務内容を変えたからといって、解決する可能性は高くありません。
自分はこの仕事に向いてないという思い込みがモチベーションをさらに下げ、業務効率を下げ、不満につながっている場合があります。
上記に当てはまる場合は、自分の仕事能力を向上させることに目を向けてみることをお勧めします。

そこで、自分の日常的な仕事能力を上げるための一つとして、日々の運動があります。
アメリカ・ピッツバーグ大学の行った研究によると、運動することにより、脳(特に記憶力を司っている大脳辺縁系)が活性化することが証明されています。
運動によって脳が活性化すると同時に、記憶力の上昇や、新しい情報を脳に留める機能の向上が見込めます。
またメンタル面の改善にも役立つ場合もあります。



年収アップのための転職を考える

ここまでは敢えてネガティブな転職理由に対して、総合的にどのような解決方法があるかを記しました。
しかし、逆にポジティブな転職理由として年収アップがあるかと思います。
ここからは年収アップを目的としたときにどのような転職先を考えるべきかを述べていきます。

他業種への転職は難しい

まず、建設会社からまったく異なる業種への転職で年収アップを図るのはかなり厳しいです。
例えば、金融業、保険業は年収が高い業種としては有名ですが、建設会社からの中途入社に対する間口はほとんどありません。
他業種への転職自体はできなくはないですが、元々残業で稼ぎまくってるゼネコン従事者で年収キープして転職するのはハードルが高い印象です。

近隣業種への転職で年収アップを狙う

結論から言うと、年収アップを狙うなら、不動産開発の技術職が最も現実的だと思います。
ゼネコンからのエントリーの間口が広く、実際、不動産PMでは建設会社の設計or施工からの中途入社が多いようです。
PMとはプロジェクトマネジメントの略ですが、スケジュール等の調整業務が多く、サラカン(工事監理)の業務内容に似ている特徴があります。
今までの設計施工のキャリアを生かせるので、まずはじめに検討する転職先としては申し分ないと考えます。

また、同業種への転職はおすすめしません。
例えば中小規模ゼネコンから大手ゼネコンへの転職があるかと思いますが、今の建設会社の在りようでは、収入がほぼほぼ残業時間に依存しており、抜本的な解決とは言えません。

転職の進め方

転職のスケジュール

転職にかかる期間は短くて2,3カ月程度で、長くても半年程度で終わらせたいです。

スケジュール例
 ①2週間:準備~脳内整理
 ②2週間:情報収集~応募
 ③4週間:面接~内定
 ④2週間:退社手続き等
 ⑤2週間:入社手続き等

面接ではどのようなことを聞かれる?

面接では基本的には新卒の就活の時と同じようなことを聞かれます。
具体的には、少なくとも下記のようなことは、明確に答えられる必要があります。

①転職理由
②なぜこの業種か
③なぜこの企業か
④これまでのキャリアをどう生かせるか
⑤今後1年後3年後5年後のキャリアプラン

転職の面接では、過去、現在、未来における意思決定に対して、整合性と説得力を持って回答することが重要です。
この5つの想定問答を準備することは、転職の意図や方針を整理するためにも役に立ちます。
新卒の面接の経験があるからか、新卒の時よりも質問の意図がクリアに入ってくる印象はあるので、落ち着いてしっかり応答しましょう。

要点ノート

以上、ゼネコンからの転職というテーマで、経験をもとに転職を行う上での脳内整理のコツや、年収アップを狙う場合のおすすめの転職先についてお話しました。
最後に本ページの要点をまとめておきます。

要点ノート

転職前の脳内整理
現状の問題に対して、転職が解決方法として最善か考える

年収アップのための転職を考える
ゼネコンから年収アップを狙うなら、不動産開発の技術職がおすすめ

転職の進め方
転職にかかる期間は短くて2,3カ月程度
面接では、過去、現在、未来における意思決定に対して、整合性と説得力を持って回答することが重要

ミライの職場オファー

コメント

タイトルとURLをコピーしました